アクセサリーを作るとき、石を見ながらどんな色の紐を組み合わせるかいつも頭を悩ませているピエールです。
使う色が同じものばかりだと「どれにしようかな」って見た時にちょっと殺風景に思えてしまうし、たくさんの色を使うと石の存在意義がなくなったりもして、「良いの作ろう」と思えば思うほど色の組み合わせを考える時間も長くなっていきます。
自分の作るうえでのこだわりとしては、「２，３年は身に付けられるもの」を目指しています。
一時、明るい色の紐をよく選んで使っていたのですが、明るい色だと1年経つとくすんで明るさが抑えられてきてしまうんですよね。
試しに自分もストラップとかキーホルダーを明るい色にして使っていたことはあって、そういうのってよく持つとき手が行くところだから手垢というのか皮脂というのか、そういうのがついてきてくすむんです。
過去に一度明るい色の紐を使ったブレスレットをお買い上げ頂いた方に半年くらい経っていたかの時に「色がくすんだ」と泣かれたことがありまして。
その様子やお話から凄く大事に身に付けてくださってたのは伝わっていて、そういうこともあって落ち着いた色でも石と合う色、というのを考えながら毎度作ってます。
大切に使ってほしいから、大切に使える色を選ぶ
そんな感じで今日も紐石屋は色選びに時間を費やすのでした。
何だか懐かしい思い出だな～なんて感慨深くなりながら少し語ってみました。
ちなみに、何を選んだらいいか分からない！なんて方にお勧めなのは茶系の紐。
石にも人の肌にもマッチして使いやすいですよ。自分自身が身に付けてるマクラメの色も大体茶色です。