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昔々、石はそんなに好きじゃなかった話

誕生石をご存知な方もそうでない方も、「バレンタインにはチョコでしょ」そんな感じの部分で石が好きでなかった人の昔話。
何回か同じ誕生月の人とで意気投合した話。

誕生石」というのが日本発なのかアメリカ発なのかどこから来たのかは分かりませんが、宝石屋の「もっと石を身近に感じてもらおう」策でそれぞれの月ごとに「誕生石」というのが設定されています。

■12月が誕生月の人

自分が小さい頃、12月と言えば誕生石はターコイズ。

これを知った時の衝撃はまだ覚えていますし、これが原因で石嫌いをこじらせてしまったのがピエールです。ほかの月はガーネットにアメジスト、アクアマリンにダイヤモンドにエメラルド、ここ以降ちょっと順番があやふやになってしまいますが、これらの石に共通するのは「カットされていてキラキラ光る石」が並んでいるということ。

そこに来てのターコイズの不透明さ、キラキラしなさ。

今でこそ、ターコイズのスパイダーな模様や目を見張る独特のブルーに魅力を感じますし、誕生石としてもタンザナイトが出てきて入れ替わりつつありますし、そう今だから笑って話せるんですが。

キラキラしてない…!!これが知った当時小学校低学年の自分にはショックで、「いいよ、他の人たちはキラキラしてたらいいんでしょ、自分にはキラキラは似合わないってことでしょ!」みたいに、とても派手に勘違いしてしまって以来、キラキラしたのを見てもそんなに興味を抱かなくなってしまったのでした。


ちなみにターコイズは石を削った粉でもその色を残す、「条痕色」というのが特徴の1つだそうで、他の石は削ってもその粉は大体白いんだとか。つまり、癖が強いってことですか?みたいなここでもある種、こじらせた性根を晒してしまう訳ですが。

そんな感じでこじらせてしまった自分が石の世界に興味を抱いたのは、やっぱりターコイズチックな「混ざりものがあってキレイ」な石達が切っ掛けなのでした。そんなキラキラを避けてた自分がキラキラの石を見て買った話はまた次の機会に。