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ピエール、石を語る(ベリル)

石の名前は違っても、根っこは同じ物質っていうのが結構あります。

昔、石を鉱物学的な観点から語ろうっていう企画をされてる方にお会いしたことがあるんですよ。
その方が言うには
「見たことのない石が出てくると、まず人は名前を付ける。後々分析してみると、過去に発見されたのと同じ成分の石だったというのが主な流れ。」
とのこと。

そんな訳でメジャーな名前の石でも根っこは同じ石を語ってみようと思った今回取り上げるのは
「ベリル」

最近、このイエローベリルの話をしたのを覚えてらっしゃいますでしょうか。

覚えてたらピエール嬉しい。
忘れてたら、チラッと見てもらえるとなお嬉しい。

で、このベリル、聞いたことないよって方もいると思うんです。こういう自分も石の世界に入ってから知ったことですし。
実は結構知名度高めな名前で呼ばれてるんですよ。
イエローベリルの話でも出てきてる「アクアマリン」後は「エメラルド」なんかも知名度高めですね。

後は
黄緑色だと「ヘリオドール」、
ピンク色だと「モルガナイト」、
白色透明だと「ゴシェナイト」、
そして黄色だと「イエローベリル」…

あ、ついて来てますか?
ここ、試験に出ますよ〜 なんて。

どの石にも共通するんですが、色が変わる要因は「不純物」なんですって。アクアマリンの不純物は鉄、エメラルドはクロムといった物質が混ざっていることであの色を出してるのだとか。
こう、調べていると不純物とは?みたいなことを考えてしまいます。

そして、どういった経緯でこんなに大量に色んな名前がついたんでしょうね。比較的昔に見つかった石なのかな?その辺も調べてみてなんか分かったらまた語ってみようと思います。

このベリル、キラキラカットされてる石でも結構買ってきてしまうものの1つなんですよ。ピエールの中ではキラキラ反射して見えるその色が深みのあるカラフルなものに映るようで。

そんな感じで、ベリルって同じ石でも色や名前が違うというお話でした。